嶽比良神社
たきひらじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】夜須命神社 伊豆国 賀茂郡鎮座

   【現社名】嶽比良神社
   【住所】東京都三宅村伊豆
       北緯34度6分36秒,東経139度30分17秒
   【祭神】国柱命
   【例祭】
   【社格】
   【由緒】由緒不詳

   【関係氏族】
   【鎮座地】移転の記録はない

   【祭祀対象】
   【祭祀】江戸時代は「嶽自在天神社」と称していた
   【社殿】本殿石祠
       

   【境内社】

『三宅記』の三島大明神の第三の后神(佐伎多麻比当ス)が八王子を一度に産んだ時、「三番やす」が夜須命であり、当社の祭神とする。
伊豆集落南東189.3mの山頂に鎮座する。
神社の鎮座する嶽比良の神の森は立ち入りが厳しく制限されている。


嶽比良神社

嶽ノ平山の189.3mの三等三角点の北西約50m垂直約1m50(目測)下、眼下に海のよく見える頂上の肩にあたる位置に、ほぼ西向きに嶽ノ平神社の小石祠がある。高さ約90cm幅約85cmの新島産抗火石製の上屋があり、その中に台石を除いた高さ約60cmの小石祠がある。台石の上にのっているが、台石は落葉に埋れてよく見えない、1m50前方には60cm×50cm×15cm、30cm×20cm×15cmの二個の鐘乳石様の溶岩の断片を置いている。石祠の前には古い木造の小祠の破片がちらばっている。それには「大正六年一月奉斎」の墨書がある。その表側には「嶽ケ平神霊璽」とあった。
これが木造の小祠の中に入れられてあったものと思われる。山頂付近は北西-南東に細長い幅約30mの尾根様の平坦面をなしており、神社の北西約10mのところから海に向かって急傾斜となっている。付近の植生はシイを主にした極相に達した原生林がほろびた直後の様相、すなわちシイの大木とまではいかないがかなり大きなものの立ち枯れがあちこちにみられる。現在は高さ約5−7mほどのタブやツバキがかなり密生していて、下生えはほとんどない。細長い頂上の両側とも急傾斜をなしている。

三宅島式内社に関する歴史地理学的研究 森谷ひろみ



夜須命神社

夜須は假字也○祭神明か也○在所詳ならず

神社覈録



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