通称、天鷺の宮。鷺(サギ)は、三祇であるという。 天日名鳥命、天穂日命、天日鷲命を祀る神社が3つ存在していたが、中古、焼失して、一つにまとめ、三柱を祀る、天三祇宮というもの。 江戸時代以前の史料は全く無く、不明の点が多い。天日名鳥命、天穂日命、天日鷲命を祀る3社があり、中古火災で焼失し、この地に一社を建て三社を合祀した。天三祇宮と称したが後天鷺宮と称された。 |
天日名鳥命神社 この神社は、「延喜式」神名帳所載の神社で、祭神は天日名鳥命である。 神社のあるこの地は、古墳との結びつきも考えられ、大化前代の繁栄を物語り、また、祭神にまつわる伝説も残っている。なお、天日名鳥命が因幡国造氏の氏神天穂日命の子神といわれていることから、古代の地方豪族との密接な関係を持っていたことを示している。 社頭掲示板 |
天日名鳥命神社 延喜式所載の神社なり、沿革詳らかならざれども、因幡誌に「天日名鳥神社 中略 相伝ふ大谷村大畠村の氏神を土人天鷺宮(天三祇宮)と云ふ是なりと、、社伝曰、本社祭神天日名鳥命別社二神天穂日命天日鷺命なり、然に中古神廟燹火の災に遭ひ燔滅せり、之に依て後代本社一宇を建て三神共に相殿とす、此に於て天三祇の宮と云ふ」と記せり、明治4年村社に列格せられ、大正2年9月1日大郷村大字大畑字村ノ中鎮座無格社福谷神社(祭神 素盞嗚命) を合祀す、昭和8年4月14日神饌幣帛料供進神社に指定せらる。尚当社山麓に腰掛岩あり、祭神此の岩に腰を置きて魚を漁し給ひし古跡なりと伝ふ。 鳥取県神社誌 |