往古は山上に鎮座していたが瞼僻であった為に参拝の利便の為に現在地に遷座という。 |
手見神社 延喜式所載の神社なり。大同年間山城國葛野松尾神社の分霊を勧講せりと伝ふ、即ち古くより松尾大明神と称す、因幡誌に「松尾大明神、村の山麓にあり、延喜式神名帳所戴手見神社これなり、当社往古は山上にあり、その地瞼僻なるに依て近世社を山下に移す、この村元吉野と一村にて手見村といひ、社地を手見山と云ふ、上世地名を以て神號をよぶの習ひなり」と記せり。降りて大正3年3月3日同村大字中河原無格社中河原神社 祭神素盞鳴命 を合祀し、同6年9月20日同村大字吉野字古吉野鎮座無格壮吉野神社 祭神大己貴命 を合祀せり。當社は著名なる酒の神にして遠近の酒造家は特に尊崇す。 鳥取県神社誌 |