許野乃兵主神社と佐弥乃兵主神社は直線距離でわずか約1.2kmの近い場所にある。同じ式内社同士でしかも同じ兵主神社がこのように近い郡内の位置にある例はないと思われる。 社殿のある山裾平地は祭祀遺跡と推定されている。 古来鳥居を寄進すると不幸がおこるとか倒壊すると言われ、今でも鳥居はない。 |
許野乃兵主神社 延喜式所載の小社なり、又兵主大明神とも称す、新井の山上に在り許野とは即ち新井の古名なり。明治初年許野乃兵主神社と再称、明治40年2月3日神饌幣帛供進神社に指定せられ同45年6月2日新井字惣座鎭座村社惣座神社 祭神素盞鳴命 を合祭せり。此の惣座神社は、創立年代不詳旧號惣座大明神明治5年2月2日惣座社と称へ、同7年惣座神社と改称せるものなり。 鳥取県神社誌 |