島の最高点にあり。一等三角点の隣に鎮座する。島が一望できる。 『壱岐神社誌』に「武の嶺の地古來その標高の高きを以て警備のために峰火設置の地なれば、弦に神社を勧請したるべきも其由緒を傳へず。」とある。 律令制下壱岐に防と峰が置かれたが、ここはその峰の地であつた。近世には遠見番所が設置されて異國船の警備に備えた。或は峰の鎭守神であつたのではないかと思われる。 |
無格社 見上神社 (旧号 三上大明神) 鎭座地 初山村岳ノ辻 祭神 彦火々出見尊 例祭日 10月1日 神樂奉奏 境内地27坪 〔由緒沿革〕 一、延喜式ニ、石田郡見上神社アリ。 壱岐図誌ニ、見上神社(在初山村若松ノ岳辻祭彦火火出見尊有石祠定祭9月10日当社祭祀上古四季有大祭自中古二季之祈年祭断絶9月1日祠官奏神樂而己、此社地曰志原岳(又書紫原岳)或称岳ノ辻 社名記ニ曰、見上神社小、初山村岳ノ辻。 改以前ハ三上大明神ト云、式外。 神社帳ニ曰、嶽ノ辻見上神社小神二十四座ノ内延宝4年木鏡御正体一面石祠一宇ヲ献ジ式内見上神社ト査定セラル。 壹岐國神社誌 |