創建年代は,はっきりしないが,『日本三代実録』に仁和元年(885)9月7日戊子,授かるに常陸国従五位下,村上神社従五位上とあることから,かなり古い創建と思われる。 社殿は,しばしば火災に見舞われたが,その都度再建され,明治16年4月,現社号となった。 山上に「龍門」と「君門」という巨石があり、これが塞ぐ穴が山中深くに達していることから、龍の住処とみなされたために、竜神山の山名が生じたという。祭神は「龍門」に、豊城入彦命又は日本武尊は「君門」に対応するとみることもできる。村上社の境内には鳥居を構えた登山口がある。 |