安産の守護神として尊崇篤い。岬状の尾根の上に鎮座している。 『延喜式神名帳』のはるか後の分祀であり、当社そのものが式内社ではありえない。西区平野町堅田の堅田神社が式内後継社ということで、当社も論社というよりは参考社という扱いか。 |
黒田堅田神社 当社は、明徳2年(1391)6月3日、西区平野町堅田に鎮座の堅田神社から勧請奉祀した。 本殿は、桧皮葺き入母屋造で、延宝8年(1680)9月に再建されたものである。拝殿は、瓦葺き入母屋造で、鳥居、手水舎、狛犬、石灯籠等を備えている。また、手洗石に、「安永3甲午歳(1774)3月吉日」とあり、石灯籠には「寛政8丙辰年(1796)8月」の銘がある。 もともと、西区平野町堅田にある堅田神社が、堅田地区、黒田地区、繁田地区の氏神であったが、昔は今と違って道路事情も悪く、水害等で川を渡れなかったこともあり、それぞれの地区で奉祀することになったといわれている。 兵庫県神社庁 |