平安時代後期に坂井郡内の十郷に十社の春日社が祀られたとする伝承があつて、古くより当社はその一社とされてきた。 当社は平安時代後期に勧請されたと伝えられるのであるが、江戸時代中期から後期にかけて、さらに式内御前神社に比定し得るとする説が行われるようになつた。 |
御前神社 芦原町指定文化財 西国三十三カ所観世音 西国三十三カ所観世音の巡拝は 古来より善男善女の念願の一つであったが、一体毎に広い地域にわたって安置されているために すべてを廻ることは至難の行であった この石龕は 凝灰岩に三十三カ所観世音と阿弥陀如来 それに源空上人 さらに仏岩上人とをまとめて彫刻した厨子であるために近郷近在を問わず 広く参詣人を集め 信仰の対象としては例の少ないものである 建 立 年 元禄8年8月20日(1695) 文化財指定 平成5年 社頭掲示板 |