服部川の北岸、山裾に鎮座する。境内に杉の巨木が多い。 |
刀那神社 旧郷社刀那神社由緒沿革 天御桙命を奉祀する当社は天平20年(748)聖武天皇の勅詔により当地高尾山天領に建立され延喜式神名帳(927完成)今立郡十四座中にその名を列ねる由緒ある古社であるが、その後横山地籍に移り、更に滝清水山の現在地に移転された。 創建以来、服間谷奥八ヶ村の総社として天正の頃(1575)まで隆盛を極めたが、一向一揆の際度々の兵乱を被り神領も没収され数人いた神職も離散した。その後当村の相馬伊左衛門が神官となり、明治42年(1909)県令により河和田村八幡神社に一時合祀されるまで相馬家は代々神職を勤め神社の復興護持に努めた。 その間文化11年(1814)には火災により社殿文書すべてを焼失したが、区民の篤志により翌文化12年には本殿を、天保12年(1848)には末社の再建を果たしている。 この相馬家の始祖平親王相馬将門は寛和元年(985)4月5日当地に来り、屋敷一町四方に館を構え相馬真海と改名、民姓に交わり稼福を業とし正暦5年(994)9月16日90歳でこの地で卒す。なお境内社春日神社は将門が下総国守居城に勧請された天児屋根命を奉祀する相馬家代々の信仰篤き社である。平成3年10月吉日 社頭掲示板 |