久豆弥神社
くつみじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】久豆弥神社) 越前国 敦賀郡鎮座

   【現社名】久豆弥神社
   【住所】福井県敦賀市沓見75-8
       北緯35度38分24秒、東経136度0分56秒
   【祭神】木花咲耶姫命 瓊瓊杵命 大山祇命
   【例祭】5月4日 春祭
   【社格】旧村社
   【由緒】元禄14年(1701)4月藩主酒井備後守忠朝より寄進
       慶応4年(1868)6月2日青蓮院宮家、菊花御紋章提燈二対奉納
       明治7年12月村社
       大正元年8月26日神饌幣帛料供進神社指定

   【関係氏族】
   【鎮座地】元は現在地より約1Km東北方の字父ヶ花地籍に鎭座
        年代不詳ではあるが現地に遷宮

   【祭祀対象】
   【祭祀】江戸時代は「沓見大明神」「山王十禅師権現」と称していた
   【社殿】本殿流造檜皮葺
       拝殿・神饌所・手水舎・社務所

   【境内社】常宮神社・猿田神社・神明社・松岡社・十禅寺社・宝殿神社

集落奥の山腹にあり。天然自然物の大杉がある。
古墳や条里遺構の存在から、恐らく古墳時代には神祭りが行なわれていたものと考えられる。
信露貴彦神社を男神とし、当社を女神として両社の特殊神事には互いに密接な関係がある。


沓見御田植祭

沓見御田植祭は、敦賀市沓見区の式内社である信露貴彦神社(男宮)と久豆弥神社(女宮)の春祭りである。明治の中期ごろまでは4月6日に行われていたが、その後5月6日となり、さらに5月5日のこどもの日に変更されている。昭和30年代以前の水苗代のころは、御田植祭がすまないと田植えをすることができなかったと伝えられており、農耕の予祝儀礼として重視されていたことがわかる。
 御田植祭は、両社に「王の舞」「獅子舞」「田植え歌」「田植え式」を奉納するために行われる。
 5月1日の「馬場揃え」、2日の御幣・オハケサンなどの準備、3日の当屋(お旅所)の準備、4日のオハケタテなどがおこなわれ、当日の正午、男宮・女宮の順に公会堂から華やかに飾り立てた祭りの行列が出発する。村通りを笛太鼓で囃し「ヤーホーハイヤー、来年も当屋、再来年も当屋」などと気勢をあげて神社に渡御し、それぞれ両社に御幣を納めた後、王の舞、獅子舞、田植え歌、田植え式を奉納する。その後、女宮でそれぞれ交互に王の舞、獅子舞、田植え歌、田植え式を奉納し、再度、男宮に渡御が行われ、女宮の王の舞、獅子舞と両社の田植え歌が奉納され、馬場先に集合して御幣を合わせると、村人が御幣の紙垂を奪い合う。

福井の文化財



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