集落奥の山裾に鎮座している 敦賀には名称不明の神が祀られた神社がいくつかあり、田結神社の田結大神、利椋八幡神社の利椋大神など東浦に多い。 |
万葉集 角鹿津(つぬがのつ)にて船に乗れる時、笠朝臣金村がよめる歌一首、また短歌 笠朝臣金村 越の海の 角鹿の浜ゆ 大舟に 真楫(まかぢ)貫(ぬ)き下ろし 勇魚(いさな)取り 海路(うみぢ)に出でて 喘(あべ)きつつ 我が榜ぎ行けば 大夫(ますらを)の 手結(たゆひ)が浦に 海未通女(あまをとめ) 塩焼く炎(けぶり) 草枕 旅にしあれば 独りして 見る験(しるし)無み 海神(わたつみ)の 手に巻かしたる 玉たすき 懸けて偲ひつ 大和島根を 反歌 越の海の手結の浦を旅にして見れば羨(とも)しみ大和偲ひつ ※万葉の昔から明治の頃まで製塩が盛んだったという。 巻03 |