修験道の霊山二王子岳(標高1421m)の山腹に鎮座する。 社伝によれば、役小角が二王子岳に詣で、神仏を祀り、弟子に奉仕させて、代々田貝村に住まわせたという。 近世、二王子山は五頭山とならび修験信仰の最も盛んなところであった。神仏習合が廃止された際に修験色を除去し、仏像を投棄し祭神の変更をしている。このような背景の中で、美久理神社の社号をあて、荒廃を防こうとしたと思われる。 |
二王子神社 二王子岳に鎮座、山裾の本社に大国主命、豊受姫大神一言主命、熊野加布呂命を祀る。また頂上の奥宮と一王子社 三王子社が祀られてある。古来より農業生産諸業の守護神、除災招福、身体擁護の神として由緒深遠霊験あらたかな神社である。昔は修験道の霊山として羽黒山とともに名高く、越後守護職佐佐木盛綱公以来、累代加治家の総鎮護神とし、また堀丹後守えおはじめ他の領主武家の尊信も厚かった。神域には巨杉空を覆い清流は滝となって霊気満ちている。 新発田市観光協会 社頭掲示板 |