伊久礼神社
いくれじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】伊久礼神社 越後国 蒲原郡鎮座
          (旧地)藤ノ木権現

   【現社名】伊久礼神社
   【住所】新潟県三条市井栗1丁目24-22
       北緯37度38分50秒、東経138度59分58秒
   【祭神】埴安神 誉田別尊 闇御津羽神
       (合祀)健御名方命 天磐戸開神 足仲彦尊 八重事代主尊 罔象女命 倉稻魂命

   【例祭】4月第2日曜日 春季例大祭 10月第2日曜日 秋季例大祭
   【社格】旧村社
   【由緒】創立年月不詳
       文化年中(1804−18)火災
       明治5年10月村社

   【関係氏族】
   【鎮座地】東方約1Kmにある藤ノ木権現が旧地の説あり
        その後現在の地に

   【祭祀対象】
   【祭祀】江戸時代は「八幡宮」と称していた
   【社殿】本殿
       拝殿・土藏・社務所

   【境内社】

東方約1Kmのところに藤ノ木権現があり、藤ノ木権現は水田の中に石祠があるだけであるが、ここがもと伊久礼神社のあつた所ではないかといわれている。


万葉の歌碑

 このいしぶみは、わが国で現存する最古の歌集、「万葉集」第17(「国歌大観」番号3952)にある、大原高安真人の歌を陰刻したものである。
 歌は天平14年(742)の作で、僧玄勝が伝誦した古歌とされている。碑面には、
妹我家尓伊久里能森乃藤花
 今來牟春毛常加久之見牟
とあり、「妹が家に伊久里の森の藤の花、今来む春も常かくし見む」と読む。
 この歌は、ここから北東一・五キロメートルの、藤の木地内に現存する万葉の藤を詠んだものとして、明和元年(一七六四)秋、井栗村の大庄屋松川牧牛が歌碑を建立した。地名の「伊久里」をめぐり、越中・大和などとする説もみられるが、地元では越後説が古くから伝えられてきた。
昭和51年12月7日
市の文化財に指定
三条市教育委員会

社頭掲示板



越後国INDEXへ        TOPページへ


学校DATA