宮島神社は、延喜内社(927)で知られる小矢部市宮中鎮座の比賣神社の本宮であると伝えられている。 |
小矢部市指定天然記念物 岩抱きのけやき この神社は、宮島郷宮島谷二十五ケ村の惣社と伝えられている。神社の社殿に向かつて右手の巨岩は、周囲17m高さ3mを測り、その上に幹まわり3.6m樹高35mの大木が太い根で岩を抱きかかえるようにして生えている。「岩抱きのけやき」と呼ばれ、小矢部市指定天然記念物に指定されている。 境内には、自然石の露頭が多くあり、かつては神霊を招き祭祀を行つた聖地で古代、神社が発生する以前の磐境(神霊祭祀の霊域)と考えられている。後に社殿がつくられるようになり、この磐境をそのままにして、後方に拝殿を建て、その奥に本殿を築いた。このように古い時代の磐境のすがたを今に残している埜は、県内でも数少ない。 (昭和60年9月には由緒を伝える石碑が建立されている。) 平成10年7月15日 小矢部市教育委員会 社頭掲示板 |
岩抱きのけやき(天然記念物) 宮島神社参道の右手の周囲17メートル、高さ3メートルの大岩を抱くようにして生えているけやきの木。幹囲3.6メートル、樹高約10メートル。樹齢は不明である。 宮島神社は砺波郡の延喜式内社の一つである、宮中の比売神社の本宮と伝えられる。また、境内には岩石が多く、古代の磐境(古神道において、神を祀るために社殿を建てず、岩などで囲んで神域としたもの)を今に伝えるものであり、県内でもここだけであるといわれている。 小矢部市HP |