「昔者、雄神川即チ射水川ノ洪水潰堤ニヨリ一度流失セリ。其以前ハ社殿モ頗ル宏社ニジテ、且ツ社人社僧モ居多アリシモノナリ」と伝わっている。 |
林神社 由緒 林神社は古代拝師郷に鎮座 創建の年月不詳なれど平安の初期 延喜5年(905)編纂の延喜神名式に記載 式内一座の格を有す 祭神は道臣命を古代宮廷より勧請せしものなり 命は神武天皇の東征の先鋒を務め督将として活躍されたことから道祖神として崇められ今日では交通安全の守護神として霊験あり 往古林大明神と称へられ若林郷二十ケ村の総社として衆庶の崇敬帰依を得 中世には神殿豪荘にして神仏習合し白山権現を併祀社僧多く隆盛を極めた為兵火(上杉)を被ったと云ふ 神殿の五輪塔は室町時代 村内有力者の墓と云はれ掲額の絵は藩学者五十嵐篤好の書 兵火前の姿で氏子往古を忍ぶと云ふ 明治5年郷社に列せられ奉幣司により幣帛奉らる 同8年本殿の造営悉く成り百年余を経た昭和55年大鳥居 ご神灯 狛犬等の社頭大整備をなせり 社殿は文久以来の由緒ある建物なるも永年の風雪に損傷甚だしきを氏子ら見畏み平成3年その再建計られるや神佑あり忽ちにして氏子崇敬者らの賛同を得 平成4年11月 本殿の鞘 祝詞殿 幣殿 拝殿等を造営するに至れり浄財を忝うして成し遂げられし大事業を後世に伝えんが為ここに記念碑を建立するものなり 平成4年11月吉日 林神社社殿造営委員会 社頭石碑 |