八国見山は標高844mで八国を見渡すことができるとされている。現社地は八国見山へ移る前の故地とも伝える。
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多加意加美神社 口和町重要文化財 多加意加美神社本殿 平成2年4月23日指定 19世紀前期から中期にかけて建造された、一間社、入母屋造銅板葺の本殿で、正面には千鳥破風・軒唐破風を設けるなど華麗な意匠の建物です。当神社は和銅年間(708〜715)に八国見山頂に建でられたと伝え、延喜式内社でしたが、その後所在不明となっていました。文化14年(1817)広島藩儒頼杏坪が当時、八国見明神と改称していた当神社を見つけ、延喜式の旧号に復しました。この建物は、延喜式内社という格式を重んじた、その当時の意向がうかがえる貴重なものです。 多加意加美神社木造獅子狛犬・随身像 神社本殿内陣に木造の獅子狛犬7体、随身像8体が安置してあります。これらの彫刻は、室町時代から江戸時代にかけての各時期のものを含み、また、技功の優れた仏師の作と素人風の素朴なものとが混在しており、当時の文化を知るうえでの貴重な資料といえます。 平成3年3月11日 口和町教育委員会 社頭掲示板 |