朝立彦神社
あさだちひこじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】阿佐多知比古神社 阿波国 勝浦郡鎮座

   【現社名】朝立彦神社
   【住所】徳島県徳島市飯谷町小竹101
       北緯33度57分20秒、東経134度32分20秒
   【祭神】豊玉毘古命 豊玉姫命
       阿田賀多須命「国内式社記載文書」
       和多津見豊玉彦命『神名帳考證』

   【例祭】10月4日 秋季大祭
   【社格】旧村社
   【由緒】由緒不詳
       安永6年(1777)の石製燈明台が社前にある
       明治4年朝立彦神社と改称

   【関係氏族】
   【鎮座地】移転の有無不詳

   【祭祀対象】石・池
   【祭祀】江戸時代は「護王権現」と称していた
   【社殿】本殿流造銅板葺
       幣殿・拝殿・神樂舎・社務所・参籠所

   【境内社】
   【境内図】 境内図

この一帯は石灰岩塊が露出し、洞穴が穿たれている奇岩怪石の山、つまり山岳信仰の地であった。
『阿府志』に「社中に一怪岩あり、頂面平らかにして凹なり、水溜りて池の如し、俗に御瓶といふ。潮瀧る時に水外に溢る」とある。
祭神は海人系の神と考えられており、山上にありながら潮の干満との関連が示されている。


朝立彦神社

旧村社
延喜式内小社。もと護王権現と称したが、明治4年朝立彦神社と改称す。境内に「お亀の池」と称する2尺余の岩穴があり、年中水が涸れない。この地方の祈雨の神として霊験あらたかな社である。「阿波志」には「和多津見豊玉彦命を祭る。飯谷村にあり、俗に権現と云う」とのべ「寛保改神社帳」には「飯谷村護王大権現 別当飯谷村醍醐寺」と記している。

社頭掲示板



朝立彦神社

小竹のお甕
朝立彦神社の後方に大盤石がある。その盤石の中に直径40cmくらい、深さ60cmほどの小さな穴があいている。その中には一年中水を湛えているという。その上、潮の満干によって水量が変化することから、応潮泉御甕(おかめ)といわれている。昔から旱ばつの時には■人が御甕に雨乞いの祈りをすると大雨が降るといわれ、人々の信仰が集まっていた。

社頭掲示板



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