川島町大字桑村に字名として「イカガシ」と呼ぶ地名があり、現在その土地は水没して川となつているが、土地の人々は現在でも吉野川ぶちの大きな竹藪のあるところを、「イカガシ」と呼んでいるので、もとこの地に伊加加志神社が祀られていたと推定される。 |
伊加加志神社 当神社は延喜の制国幣小社に列せられ祈年の幣帛を頂き平安朝以来皇室藩主よりの尊崇も厚く本郷の惣社として皇室より大明神の号を頂き日命大明神と称しました。昔より神地・神戸が有り明治3年11月民政庁より玄米5石、更に幣帛を頂いておりました。その為六国史所載の古社であり、明治4年5月神社格制定の際郷社に指定されました。 ご祭神の伊加賀色許売命は第8代開化天皇の妃であられました。伊加賀色許雄命は伊加賀色許売命の弟君でございます。 社頭掲示板 |
伊加加志神社 桑村山の麓にあり、俗に日命大明神、今は伊加加志大明神、野老傳へて曰く、桑村の河邊に大竹藪あり、その地をイカカシと云ふ、今は川となりて、田少しのこれり、昔し是地より山ノ麓へうつしたりと、その時より日命と號す、近代、神官イカカシト改むものは舊名によるなり 阿府志 |