多治速比売神社
たじはやひめじんじゃ


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【国の重要文化財本殿】

本殿は室町時代の天文年間(1539年〜1541年)に再建された建造物で、建物への彫刻技術などが飛躍的に発展する安土桃山時代の建築様式を先取りした建物のひとつとして貴重。昭和24年に国の重要文化財に指定されています。
建築様式は三間社入母屋造(いりもやづくり)。正面に千鳥破風(ちどりはふ)があり大きな向拝(こうはい)があって、軒唐破風(のきからはふ)がついています。
本殿の向拝柱上部、内法長押(うちのりなげし)の蟇股(かえるまた)には、それぞれ龍・雲・浪・牡丹・唐獅子・宝珠、桐・鯱・山茶花・松・幣・鯉・滝など多種類の彫刻・彩色が施されています。
向拝の手挟(たばさみ)は透彫で左右2個。向かって右の右面に芭蕉に蟷螂(かまきり)・左面に水に蓮、向かって左の右面に海藻と貝類・左面に水に花菖蒲が彫られ、中でも芭蕉に蟷螂の彫刻は全国でも非常に珍しいものです。また、芭蕉に蟷螂の手挟彫刻を表した額が社務所横に掲げられています。





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