物部神社
もののべじんじゃ


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【由緒】

物部神社
石見国一の宮である物部神社の御祭神は宇麻志摩遅命様で、古代豪族物部氏の御祖神様である。
初代天皇神武天皇様の時代にご活躍になり、その後各地の兇賊を平定されて、最後に神社近くの鶴府山に鶴に乗って降臨された。国見をされた時に神社の裏山「八百山」が天香具山に似ていることから、宮居を築き鎮座された。
時が過ぎ、継体天皇8年(513)天皇の勅命により社殿を創建、修理を経て安政3年(1856)に宝暦時の規模で改修されている。(県内では出雲大社に次ぐ大きさ。春日造では全国一の規模)平成25年には社殿創建より1500年となる。
古くより朝野の信仰は厚く、戦国時代武将大内義隆寄進「太刀銘了戒」(重要文化財)等、多数の社宝を蔵している。

社頭掲示板



【冨金石(ふきんせき)】

この手水石は俗に含金石と呼ばれる砂金を含んだ大変珍しい石です。
手水石に彫られた四つの曲玉にふれて勝運や財運をお析り下さい。
石の持つ特殊な霊気により貴方の内なる運気が呼び覚まされるでしょう。
また手水に流れる水は御神井より湧き出る御神水です。その昔「石見国安濃郡川合郷に甘露降る」と古文書に書かれ、時の国司が朝廷に献上したところ、天皇は吉兆だと善ばれ、元号を仁寿と改められました。(851-854)御神井に湧き出る御神水はこの流れといわれ、枯れることなく現在に至つております。
手水石の曲玉
一、浄の曲玉
二、勝の曲玉
三、財の曲玉
四、健の曲玉
五、徳の曲玉

社頭掲示板



【折居田のお腰掛岩】

むかし物部神社の御祭神宇麻志摩遅命が白い鶴に乗ってこの川合に天降られました。そのところを鶴降山といいます。
鶴降山から国見をなされたところ、八百山(神杜の後山)が大和国の天の香具山によく似ているので、八百山の麓にお住いなさることになりました。このとき鶴降山から白い鶴に乗って降りられたところを折居田といいます。
折居田には御祭神が腰を掛けられたという大きな岩があり、またむかしから大きくもならず枯れもしないといい伝えのある一本の桜の樹がありました。
ここから東へ600mくらいのところにあって、石碑が建ててあります。
近くには清らかな泉もあり、十種神宝を祀る石上布瑠神社もあります。
昭和56年の秋、道路の拡張工事のためお腰掛岩と桜の樹を境内に移して伝説とともに永久に保存することになりました。
御祭神が白い鶴に乗って天降りなされたという伝説によって、物部神社の御神紋は「日負鶴」となっています。

社頭掲示板






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